トラウマ心理療法(EMDRなど)について

こんなことでお困りではありませんか?

 ・過去の出来事を思い出すと、身体がこわばる
 ・ふとした瞬間に感情があふれてくる
 ・頭では「もう過去のこと」と分かっていても、気持ちがついていかない
 ・感情の波やフラッシュバックで日常生活に支障がある
 ・人との関わりで過去の記憶がよみがえることがある

強いストレスや恐怖に直面したとき、私たちの身体は『闘う・逃げる・固まる』といった自己防衛反応を起こします。しかしその反応が途中で止まり未完了のままになると、高いエネルギーが神経系にたまったままとなり、こころや身体に緊張や不安などとして残ってしまうことがあります。

過去の出来事による心の傷やフラッシュバック、感情の高ぶり、解離症状、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など、トラウマ体験による苦痛に対して、当相談室では専門的な心理療法を行っています。
安全な環境の中で、心身の反応を丁寧に観察しながら、少しずつ安心感を取り戻していくことを大切にしています。

トラウマ心理療法の流れ

 

初回の面接では、現在の困りごとや体調、過去の出来事について丁寧にお話をうかがい、今の状態に合った方法を一緒に選んでいきます。トラウマ心理療法は無理に進めるものではなく、「安全」と「ペース」を大切にしながら、回復を支援していきます。

【EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)

EMDRは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対して、エビデンスのある心理療法です。EMDRは、適応的情報処理(AIP)というモデルに基づいています。EMDRは、トラウマとなった記憶を安全に思い出しながら、左右の眼球運動や音・タッピングなどを用いて情報を再処理していく療法です。脳が「過去の出来事はもう終わった」と認識できるようサポートし、過去の記憶に伴う強い感情や身体反応を和らげていきます。担当:長谷川

関連サイト:日本EMDR学会 

【ソマティックエクスペリエンシング®(Somatic Experiencing®/SE)

米国のPeter A.Levine博士によって開発された身体志向のトラウマ療法です。“身体の感覚”を通してトラウマからの回復を目指します。SEでは、過去の出来事を無理に思い出すのではなく、“今ここ”の身体の感覚にゆっくりと注意を向けながら、少しずつ身体に残っている過剰なエネルギーを解放していきます。そして未完了の自己防衛反応を完了させ、自己調整力や治癒力の回復を助けていきます。担当:岩崎

【自我状態療法(Ego State Therapy)

「自我状態」は、心の中に存在する異なる性質を持つ複数の自分の一部で心の中の家族とも表現されることもあります。イメージ・身体感覚・感情などで現れます。自分の中のそれぞれの「自我状態」の関係が上手くいっていない時に、相互のコミュニケーショの促進をはかることで生活の安定をめざす心理療法です。担当:片本・長谷川

関連サイト一般社団法人Ego State Therapy Japan

【ホログラフィートーク®(Holographic Talk®)】

ホログラフィートーク®は、無意識の深い部分にアクセスし、体の反応や感情のサインを通じて心の奥にあるテーマを丁寧に扱う方法です。セラピストが穏やかに導きながら、今の自分に必要な気づきやメッセージを受け取ることをサポートします。「考える」よりも「感じる」ことを重視し、言葉にならない心のプロセスを尊重する穏やかなアプローチです。 担当:岩崎・片本・長谷川

【臨床催眠】

意識を集中させることで、心身を深くリラックスさせたり、意識を無意識に向けたりすることで、本人の中にもともとある自己治癒力やリソースを引き出していく療法です。自我状態療法など他の療法でも利用することがあります。担当:片本

【ブリーフセラピー】

問題の原因を探すのではなく、「これからどうなりたいか」「今できること」に焦点を当てる心理療法です。一人ひとりの強みやこれまでの成功体験を活かしながら、短期間で現実的な変化や解決を目指します。担当:片本

関連サイト国際ブリーフセラピー協会

【思考場療法(Thought Field Theratpy ® /TFT)

TFTは、米国のロジャー・キャラハン博士によって開発された心理療法で、米国政府のエビデンス登録機関(SAMHSA)に登録されています。この療法は、辛い感情や問題、トラウマに意識を向けながら、身体の特定のツボをタッピングすることで、それらを解消していきます。また疼痛などの身体症状にも効果的であることが認められています。短時間で行うことができ、またこころの負担も少なく副作用がないことが特徴です。 担当:岩崎

【ストレスリダクション】

ストレスからくる身体症状に対して、服の上から手で優しく触れたり、ワークをし、身体と心の緊張をほぐし、ゆるやかに日常生活を送れるようサポートする技法です。担当:片本

関連サイト一般社団法人ウエルライフ推進協会

【ブレインスポッティング】

つらいことを詳しく語らなくても、身体感覚を頼りにある一点を見つめつづけることで無意識に起こる身体や脳の動きをとうして、トラウマや心の痛みを自然に解放していく心理療法です。担当:片本

関連サイト:BTJBTJ-J

【ビジュアルフォーカス(Visual Focus/VF)

VFは、上級セラピストの宇田知功が提案したトラウマ臨床技法です。トラウマ感情を扱う際に、感情や身体感覚にフォーカスするのではなく、その場面や自他、また思考などを視覚イメージとして扱い処理します。その際、TFTの特定のツボをタッピングしますが、その過程のなかで視覚イメージが変化し、その後に感情や感覚にも変化が生じトラウマの処理が進んでいきます。担当:岩崎

【ボディコネクトセラピー

つらいことを言葉にしなくても、身体感覚に注意を向けることで、脳と体をつなぎ、トラウマのエネルギーをペンデュレーション、タッピング、眼球運動、アファーメーション、タッチセラピーなどを用いて体から解放していく心理療法です。担当:片本

関連サイトBody Connect Therapy

【フラッシュテクニック

眼球運動や左右交互のタッピングを使用し、肯定的な記憶やイメージ等に意識を集中することで、脳内の未処理のトラウマ記憶を解消することを目的とした心理療法です。担当:片本

関連サイト日本フラッシュテクニックセンター

【トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)】

TF-CBTは、主に子どもや思春期の方を対象とした、トラウマに特化した認知行動療法です。欧米のいくつかの治療ガイドラインにおいて、子どものトラウマ治療の第一選択として推奨されているプログラムです。リラクゼーションや感情調整の方法を学びながら、ネガティブな考え・感情に対する対処力を育てていきます。安全が確保された状態で、トラウマとなった体験を無理なく扱えるよう、段階的に進めていきます。担当:長谷川

一人で抱えず、安心してご相談ください。
 ご希望に合わせて担当者や方法を一緒に選びながら、回復へのペースを大切にして進めていきます。

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