強迫症(強迫性障害)の心理療法について

先日、強迫症治療の専門家であるカルステン・ブーム博士(Dr. Karsten Böhm)のワークショップに参加してきました。ブーム博士は、EMDRドイツのチェアマンであり、ドイツ国内の強迫症治療のガイドライン作成にも携わっています。ブーム博士によると、ドイツ国内の調査ではありますが、83%のセラピーの中で現実暴露は行われていないそうです。EMDRでもこれまでイメージ暴露療法として行ってきましたが、セラピストと共に面接内で現実暴露を行った方が有効な結果が示されたようです。暴露療法はご本人にとっても勇気がいることだと思います。当相談室では、「汚れることに対する懸念」が強い方を対象に、現実暴露を伴うEMDRを用いております。ご関心がある方はお問合せください。

(大阪 阪急淡路心理相談室)